予想外の展開


今年度も懲りずに英語の勉強会に参加する事となった。

今年度は先生が会社に着てくれず、自ら英語教室に行かなければならない。

どうやらそこで、一般の人と混じって英語をやるらしい。

 

こんな感じで他人事の様に云っているのは、まだ1回も行ってないから。

月・水・金の好きな時に行かなければならないのだが、ついつい怠けてしまっていた。

月謝が勿体無いのにねぇ。なので、本日は意を決して英語教室に行くつもりだった。

しかし今日知ったのだが、不幸な事に俺は「結構喋れるコース」に入れられていた。

知った瞬間行く気が失せてしまい、今日も帰ろうなぁと迷ったが、やっぱり頑張る事にした。

レッスンが始まる10分前に恐る恐る行ったのだが、やっぱり緊張した。

黒板と色んな国の国旗が貼ってある殺風景な教室で待つ事10分。誰もこない!

開始時間になっても誰もこないので、先生とマンツーで1時間を過ごす事になった。

先生はノースカロライナ州からやって来た、ベンという若者。

本日のランチはざるそばとおにぎりだったらしい。

俺は終始帰りたかったのだが、音楽の話になってから風向きが変わった。

ロックの話になり、日本のバンドの話題になってから、ベンが

「Do you know YURAYURATEIKOKU?」と聞いてきた。ここで状況が一変する。

結局話が大いに盛り上がり、お互いにCDを交換する事になった。

俺は次回のレッスンの時に、ゆらゆら帝国全てと、はっぴいえんどと、

少年ナイフのCDをベンに貸す事になった。

ベンもお気に入りのロックCDを俺に貸してくれるらしい。次回がちょっと楽しみになった。 

それからちょっとダレたのだが、俺が小倉出身とわかるとここで状況が一変する。

ベンは何を思ったのか黒板に小倉駅前の地図を書き、こう云った。

「駅から綺麗なアーケードが続いているが、突然古くなるのがたまらん!」←ごめん、日本語。

どうやら彼は旦過市場の事をいっているようで、こないだ旦過で飲んだらしい。

お気に入りのバーを教えてくれと云われたので、旧そごうの裏の店を紹介した。

俺が黒板に地図を書くと、ベンは何を思ったのか、

「ここの角に寺があるやろ!?」←ごめん、またもや日本語。

と聞いてきた。確かにあるので、ちょっとひいた。

そんな感じで白熱の60分が終わった。

 

その後、塾長みたいなおばちゃんと立ち話をしたのだが、

「中学レベル単語がわかれば大丈夫。大事なのはそれを相手に簡潔に伝える事」。

とアドバイスされた。なるほど・・・とちょっと感じた。

怠け物の自分ですが、彼と流暢に音楽の話ができるようになるという目標ができた。

なんやろ、なんか頑張れそうな気がする。

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