北九州市民の台所


2009-05-19 22:34:48 | 地元

北九州には市場が多く、俺が子供の頃には家の近所にも沢山ありました。

市場といっても魚市場や青果市場みたいに巨大な物ではなく、

魚屋、肉屋、日用品店等が集まった比較的小規模なものです。

基本的にお店の人や買いに来る人等の登場人物は大体同じで、

市場に行く度に和気藹々としたコミュニケーションがありました。

俺が小学生まで元気だった市場たちも、大型店の進出で大体壊滅しました。

やっぱり大きなスーパーの方が何でも揃うし、売ってるもの新鮮。

そりゃ仕方ないとも思わざる得んですね。。

俺が子供の頃の富野市場にはコロッケが異常に美味しい惣菜屋があり、

よくばあちゃんと買い物に行ってたもんです。

こないだ実家に帰って息子と近所を散歩している時、

ふと富野市場に行こうと思いました。

俺の記憶の中では賑やかだった富野市場も、今じゃ寂れてしまってました。

未だに元気なのは、旦過市場くらいやないでしょうか。

勿論あの惣菜屋はありませんが、意外な事に数店舗ですが営業してました。


富野市場の入口(裏口?)



何軒か営業しています。


大きな魚屋には、地方発送みたいな幟が立ってました。

小さい魚屋には、おきゅうとが150円で売っていました。

店員とお客さんが笑い合っていました。

そこに何故かまだ生命の息吹を感じたのです。

まだまだ富野市場は生きています。

この北九州的な光景が、いつまでも存在し続ける事を祈ります。

富野の中心で、山の方を撮る。

 

 

 

時代は変わるよねぇ。何か味気なくなりよるけど。

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