憧れの背戸屋巡り


2010-06-22 00:37:29 | どっか行った(九州・沖縄)

最後のミッションを実行するため、温泉を目指します。

天ヶ瀬か杖立か?という話になりましたが、俺は後者に行きたかったので、さりげなく杖立に向かいました。

ちいうのも、幻の企画となった「1人車中泊ツアー」で杖立に行く予定だったのです。

5月の杖立といえば、杖立川に3500匹もの鯉のぼりがセットされる事で非常に有名。

これらの写真を撮って息子に見せたら喜ぶかなぁ?と妄想していたのですが、まぁ今年はお預けという事で。  



杖立は夕暮れ間近。天候は曇天。ちょっと古びた感じ。子供なら間違いなくはぶててしまいそうな温泉街。

最近のおしゃれ温泉ブームに少し乗り遅れた感はありますが、それに故にしか味わえない風情があります。

なんやろ、つげ義春がストリップ嬢と1晩過ごした頃のような、昭和な情景があります。

とはいえそんな杖立もがんばっています。色んな名物なんかを作って、街を盛り上げているようです。

中でも杖立が売りにしているのが「背戸屋めぐり」。これを生で見てみたかったんですよ。

背戸屋とは路地裏の事なのですが、この風情が秀逸。懐かしいような、ほっとするような。

迷路のような背戸屋をウロウロすると喫茶店や公共浴場等ありました。

喫茶店には「杖立プリン」と気になる張り紙が。杖立プリンのスタンプラリーなんかやってるそうです。

このプリンは昔に杖立に存在した「甘玉子」というお菓子をモチーフに作られてそうです。

そして俺達は神社らしき場所に辿りつきました。そこの隅には何故か竹灯篭が沢山ありました。

今も所々に灯篭がありましたが、背戸屋祭りの時は一帯が灯篭だらけになるそうです。



 

あと、これは有名らしいんですが、願掛けの絵馬だらけの橋がありました。

中々壮観でした。今思えば、どんな願いが書かれているのが見ておけばよかったなぁ。←悪趣味。


細い背戸屋を下ったり登ったり。気付いたらかなりの距離を歩いていたのですが、それに気付かん位楽しい場所でした。

時間も遅いせいか嫁が「もうええやん、どっか泊まってかえろうかぁ」と弱気をこぼす事もありました。

我が家にはそんなお金はありませんが、そうさせてしまう旅情があったんです。


 

お風呂は温泉街から微妙に離れている「吉祥の湯」という所に行きました。

ここは最近できたのでしょうか?無茶苦茶キレイでした。この興奮を伝えたいのですが、痛いことに写真は禁止でした。。

家族湯は1時間で2000円。とてもお洒落なところで家族全員大満足。

俺は息子の踊りを見ながら、久しぶりの温泉にうっとりしました。興奮しすぎた息子は、一瞬怪我しかけました。

  

風呂上りはたまたま1つだけ残っていた「杖立プリン」を、350円で売ってたキリンフリーのお供にしました。

このプリンは全体的にそーとー濃厚。息子に1口上げたら、そのまま没収&1人で全部食べてしまいました。。。

  

  

 

それにしても九州の家族湯文化は凄いなぁ。安いし、質は最高やし。

俺は一応九州人ですが、故郷離れて長いのでそんなに家族湯にお世話になっていません。

これから色々と制覇してみたいですよね。

  

 

帰りは小石原・田川経由で帰りました。

中津経由よりこっちんが早いかと思ったけど、予想外のアップダウン(笑)

こりゃあ、普通に高速に乗るのが1番早いわ。

 

そんな感じで、なりゆき任せの日田旅行。

日田は素晴らしいですね。また行きたいです。うん、また行こう。 

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