山小屋にて(8/23夕方→8/24早朝)

個人的には山小屋には良いイメージがなく、

あんまり泊まりたくなかったけど、

ここは予想外やった。


蛇口ひねったら水が出るし、

トイレは水洗。

ふかふかの布団に、

電源まであった。


実は日本人じゃなかった

お兄さんが案内してくれた。

(ドイツ人のニコちゃんやった)。


広い部屋で15人位の雑魚寝やけど、

思ったほど苦痛じゃなさそうやった。


17時に晩御飯を食べた。

子供らはカツカレー。

俺はきのこそば、嫁は山菜そばにした。

とても美味しかった。


晩御飯を食べながら、明日に向け

最終作戦会議を行った。

山小屋を出るのは0時。

なので0時に起きて、

おにぎりを食べてから登山を

するにまとまった。

(他のお客さんは3時か4時発が多かった。)


18時半就寝。耳栓とアイマスクをした。

しかし俺は不眠症。

こんなところで寝れるわけがない。

で、やっぱり眠れなかった

(昨日は3時間程度しか寝てないのに・・。)


自分に課したルールは

「何があっても目を開けない」。

0時の起床時間まで目を閉じることに徹した。


何時くらいやろう。

わからんのやけど、天気が悪くなった。

目を閉じてもわかるくらいの光を

「ピカピカ」って感じた数秒後、

「どかーん!!」て爆音がなりだした。

そのうち雨が降る音もし出した。


多分、雷雨は数時間続いたと思う。

そして山小屋はまさかの停電。

瞼の奥から、非常灯のオレンジ色を感じた。

俺は「明日の登山は中止や」。

「焼肉大龍で大龍ラーメンが食べれる・・」

ち、軽く安堵した。


0時、嫁に起こされた。どうやら寝れてたぽい。

まだ雷が鳴りよる。1階へ降りてみると、

嵐の中富士山へ向かおうとしている2人組と、

それを遠回しに止めてる主人が居た。

山小屋の電気は発電機で賄ってるそうな。

嫁ととりあえず3時まで寝て、


そこから再検討するか!ってなった。

息子が「もう寝れん起きようや!」

ち起こしてきた。時計を見たら430やん(笑)

家族全員を起こして、1階へ降りた。


雨は降りよるけど、外はもう明るくなてって、

電気も復旧されとった。


宿泊者の半数位は出撃済みの状態やった。

雨が止んだら出撃する事にした。

4つから2つに減らしてもらったおにぎりを食べ、

登山の最終準備を行い、

俺たちは山小屋を後にした。


つづく。

0コメント

  • 1000 / 1000

NEWプチ民宿高橋 山口編

宇宙、日本、宇部