日帰り入院&緊急手術

この日に起きた事は、キチンと残しておかなければならない・・。

そして、食事中の方は絶対に読んではならない。

今朝は800までに病院に来てくれと云われた。

昨晩飲んだ液体はどうやら下剤だったようで、

寝ている間に2回起きた。

病院へ向かう途中でも車内でイキそうになり、

鍋倉のセブンに緊急着陸するも、

トイレが使用中で、(以下略)。

病院に着くと、2階の病室に案内された。

そしてポカリの味がする下剤が1.5L位入っている麦茶ケースを出され、

1時間以内にこれを飲んでくれと云われた。


俺は暇つぶし用に持参したノートPCをつまみに、

その下剤をゆっくり飲んだ。

美味しかったので、難なく飲む事ができた。

飲み始めて40分位したらお腹が痛くなった。

俺はトイレでツムツムをしながら、全部できるまで待った。

病室⇔トイレを5往復するくらいで、水しか出なくなった。

途中、看護師さんがあるパネルを俺に見せてきた。

6枚の絵があって、最終的には水になっている感じの暴力的な内容で、

「高橋さんは今どんな感じですか?」ち聞かれたので、⑥ですち答えた。

そしたら「じゃあ、もうOKですね!ベッドでゆっくりしておいて下さい!」ち云われた。

その時、人間が食べた物っち、吸収される事により、ほんの僅かな量になるんやなち思った。

多分40分位寝とったち思う。呼ばれたので1階に降りた。

手術室みたいな所に入り、手術をする人の恰好をさせられた。

ズボンの腰回りにも紐があり「あー、これは後で脱ぐんやな」ち思った。

バリウムの時の台みたいなのに寄りかかり、

その台が倒れて俺は水平に。

看護師さんが「横になって」ち云うので横になったら、

いきなり尻にカメラを挿入された。

「うぉ、このズボン、後が開いとるんや・・」ち気付いた瞬間である。

にゅるにゅるとカメラが前進していると思われる。

ちょっと違和感があるけど、痛いわけではない。

同時に水がでているのか?よくわからんけど、そんな音がした。

途中「もしも今大地震が来たら、先生たちは俺を残して逃げるのだろうか?」

「管が入ったままで置いてけ堀になり、俺はどうすればよいのだろうか?」

げな考えた瞬間から、ちょっと不安になってきた。

カメラが盲腸の所まで前進し、

そこからカメラが後退しながら写真を撮り続ける。

「カシャっ、カシャっ」ち音がする度、俺はちょっとした恐怖に駆り立てられた。

しかし先生たちが特に慌てる様子もないまま、平穏に終わるんだなち思った瞬間

看護師さんが「先生、ポリープがあります!」ち云った。

つづく。

先生が「ほんまじゃぁ」ち云った後、俺の所にきて

「高橋さん!ポリープがあるけど、取るよ!」ち云われたで、

俺はぼんやりとしながら「いいですよ!」ち答えた。

そしたら突然慌ただしくなった。

左足にアイスノンみたいなのを巻かれた。

「ピ、ピ、ピー!」ち電子音がした。

どうやらポリープは切除されたようだ。

そのままカメラがシュルシュルと外に出て、施術完了。

俺はズボンをはいた。当然そのまま帰れるわけも無く、

2階のベッドで「ポリープ除去による出血を止める点滴」を90分くらいかけて受けた。

その時の俺は特に何も考えておらず、とにかく無やった。

点滴が終わった時も、看護師さんを呼ぼうとはせず、気づいてもらうまで待った。



点滴を抜いてもらう時、看護師さんに

「途中で巻いたアイスノンみたいなのはなんなんですか?」ち聞いたら、

「あれはアースです。ポリープに電極を巻いて焼き切る時、感電しなくする為です」

ち想像もしてない返事が返ってきて、俺は震えた。



最後は1階の診察室で先生と話して終わった。

「ちっこいポリープを取った。悪性じゃないと思うけど、念の為に生検に出すね。」

「お腹痛くない?暫くは絶対禁酒で、柔らかい物しか食べたらだめよ!繊維質もダメよ!」

ち云われた。

受付でお金を払おうとしたら、まさかの¥21,000も請求された。

日帰り入院&手術ちいう扱いらしい。

俺はお金が無いちいうと、検査の結果を聞きに来た時でいい、ち云われた。

疲れた。草臥れた。

なんか頭をハンマーで打たれたような気分になった。

まさか俺にポリープがあろうとは・・・。

つげ義春の「日の戯れ」の最後シーンような気持ちになった。

いや、それは良い杉か。

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