高橋君の40歳を祝う飲み

同期の皆様が、わざわざ俺の40歳を祝う飲み会をしてくれた。

俺は正座して、ちびちびとビールを飲んだ。

みんなが「おめでとう」と云ってくる。

みんなが「40過ぎたら内臓とかの病気が出ると」と云ってくる。

最後はサプライズの誕生日ケーキが出てきた。

最後は立って40代の抱負を喋った。

非常に申し訳ないのだが、

本当に申し訳ないのだが、

心底申し訳ないのだが、

何一つ嬉しくなかったのである。

やはり40歳になったという事を、

認めたくも受け入れたくもない自分がいる。

ただ、こんなにお祝いしてくれる人がいるのに、

自分の都合で感謝できないのもどうかと思った。

「40になったのを後ろ向きに考えるのは、これで最後にしよう・・」

ち思いながら、暗闇の中をとぼとぼと歩いて帰りました。

0コメント

  • 1000 / 1000

NEWプチ民宿高橋 山口編

宇宙、日本、宇部