手伝いは大変やった。草臥れた。訳が分からんかった。
出来る限りの事をしたつもり。
しかし草臥れた。
忙しくて息子の試合なんて見れんかった。
どのコートで開催されとるかも把握できんかった。
ちょっと合間ができたので、息子の組手の試合を嫁と見に行った。
どうやらDコートらしく、そこに行った時にはすでに息子は負けていた。
しかし息子の姿は無く、ちょっと探してみたら廊下の壁で激しい悔し泣きをしていた。
実は息子、組手には自信があったのである。
(俺は見てないからわからんけど)息子曰く、突きや蹴りは入ったと思ったのに
審判が取ってくれんかったらしい。
しかし俺は悔し泣きしてた息子を見て、ちょっと感心した。
やって、今まで負けても他人事の如くどうでも良さそうやったんやもん。
俺は仕事といえば、本部席に座り、賞状の印刷と各コートに配置されたPCの保守。
なんか混沌としとった。色んな準備不足があったり、ミスがあったり。
夕方18時。予定より90分も遅れて試合は終了。
それから休む事もなく片付けに突入。
意識はもーろーとしとった。
小倉祇園に行く気になんて、到底なれんかった。
準備も含めひたすらと身をささげた試合だった。
しかし終わった後には何か虚しさが残った。
頭の中はぐちゃぐちゃやった。
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