含硫黄アルカリ性単純泉

含硫黄アルカリ性単純泉

2005-03-27 23:21:56 | 温泉

山口県北部の長門という街の山奥に、俵山温泉があります。

ここはとてもよい温泉です。

大学生の時、ここの温泉にたまたま入ってから、

俺は温泉が好きになりました。

西日本最大級の湯治場で、すごく雰囲気はいいです。

こんな所に1週間くらいおったら、たまらんやろうなぁ。

また。全国有数の「美人湯」と云われるだけあって、

びっくりするくらい肌はヌルヌルになります。

今日はそんな俵山に久しぶりに行きました。

久しぶりなのは訳があります。

ここから下は長くなるかも・・・・。

俵山は致命的な事に、湯量が少ないんです。

石川君は「枯渇寸前」と云ってました。

だけあって、俵山の旅館は殆どが内湯を持ってない。

温泉街のなかにある「町の湯」と「川の湯」

に入りに行くのが、俵山のスタイルなんすよ。

その銭湯が大変素晴らしかったんです。

硫黄の匂いがほんのりして、湯の花も浮いたりして。

特に俺は「川の湯」がお気に入りで、

する事のない時は宇部から北上し、入りに行ってました。

そんな俵山に異変が起きたのは、去年の12月20日。

もう1つの銭湯「白猿の湯」がオープンしたのです。

とはいえ、あたらしい源泉をボーリングしたわけでもなく、

湯量は相変わらず少ないままなのです。

そこで被害を受けたのが「川の湯」だったのです。

ある日川の湯に行ったら、源泉が入るはずの浴槽に

ストーブが入ってました。

俺は言葉を失いました。

それからもう一回川の湯に行ったら、ストーブは健在のままで、

その隣の浴槽から強烈な「プール」の匂いがしました。

それから暫くして、川の湯は夕方からの営業になりました。

俵山温泉合名会社に苦情のメールを出したけど、返事は無し。

俺はショックを隠せず、暫く俵山を自粛する事にしました。

で、今日は何となく俵山に行きました。

目的は「川の湯」ではなく、「白猿の湯」です。

川の湯を犯した白猿はいかがなものかと思い。

白猿の湯は出来たてで、とても綺麗でした。

しかし、俵山に不釣合いな施設のように思えます。

レストランあるし、ペット湯あるし・・・・・・等。

大量のツアー客が先に入っていたらしく、

係の人に「20分くらい待ったほうがいい」とか云われ、

げんなりしました。

でも、お湯素晴らしかったのです。

露天はプールの匂いがしたからさておいといて、

これぞ俵山みたいなお湯でした。

浴槽が二つあって、一つは熱めの循環率の高そうなお湯。

もう一つはかけ流しの可能性の高い温めのお湯。

特に後者が素晴らしかったです。

硫黄の匂いがするし。湯の花が沢山浮いとるしで、もう満足でした。

結果的に川の湯はもうダメになったけど、

白猿があるからいいではないか?

と無理矢理自己完結させてみました。

これはこれで、ありでしょう。

ただね、ただ入浴料700円って云うのが腑に落ちない・・・・。






俵山温泉街



町の湯



川の湯



白猿の湯


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