宿敵

俺はぼちぼち30歳です。

同級生の友達からは

「酒が弱くなった」という声をよく聞くようになりました。

同感です。

俺なんかこないだ「生2杯」で記憶を飛ばしました。

そんな俺のつまらない酒との付き合い方意識の変化を、

振り返ってみたいと思います。

   

「その1 20歳まで」

 

俺の生まれた北九州では「酒が強い」というのは、

男を決める重要な要素の1つです。

「成績が良い」、「運動神経が良い」、「見た目が良い」、

「ケンカが強い」と同じくらいの重さを持ちます。

特に取り得のない俺は、酒に頼るしか道が無かったのです。

なので、人前で酔っ払ったり、記憶無くしたりするのは、

男として最低の事なのです。

なので、飲み会ではいつも気を張りまくり。

みんなのいない所でさりげなくウーロン茶を飲んだりと、

ささやかな努力をしてたのです。

でも、日本酒の徳利2本を10秒で空けた時は、

さすがに記憶をなくしましたけど。

(意識が戻った時、母親が先輩にペコペコ謝っていた)

    

「その2 25歳くらいまで」

 

今までの反動でしょうか?

「折角飲んだ酒に酔わないとは、酒に失礼だ!」

という考えが芽生えました。

ジミヘンドリックスがヘロインをやりながら、

想像力を膨らましているかのように、

俺は酒を飲みながら電柱に登ってました。

サンフランシスコでみんなヒッピーの格好をして

ベトナム反戦運動をしてるような自由な心で、

八剣伝の子供広場のボールプールで失神したりしてました。

(薄い意識の中、子供が怖がっていたのを何となく覚えてる)

ビアガーデンで生を10杯飲むが俺の目標でしたが、

いつも9杯目でダウンするんですよね。

     

「その3 社会人になってから」

 

俺もどうやら社会の波に巻き込まれ、

ストレスでレバーがやられたようです。

なので、すぐに酔っ払います。

ジミヘンドリックスていうか、田中邦衛といった感じです。

いつも酔って変な事をするのんだから、

まわりの人間は何をしても驚かなくなりました。

 

以上です。みんな、いい酒を飲みましょう!

ていうか、頭悪すぎ・・・・・。

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