俺は虫が大嫌いです。
家の玄関でセミが泣いていたら、帰宅を断念してしまう程です。
(学生の時は田舎に住んでいたので、そんな事が度々あった)
昨日は不幸にも自分の家に「バッタ」が入ってきました。
嫁に助けを求めましたが、おっぱいマン出動中(授乳中)の為、
特に助けてくれませんでした。
助けるどころか
「あんたとーちゃんなのに、そんなに虫が苦手でどーするん?
慧介とセミとか取りに行けれんやん!」
と云われました。
決死の覚悟で、布団叩きを使ってバッタをベランダに追い出しました。
これでも嫁と息子の前で精一杯頑張ったつもりでした。
それから数時間後嫁も息子も眠りにつき、俺も布団の横になった数分後、
「ジーーーーーー」
と、バッタの鳴き声が聞こえ出しました。
なんと、まだ家に居たのです。
ただでさえ虫が嫌いな俺が、まさかバッタと一緒の部屋で寝る事ができるわけがない。
そこから90分に及ぶ死闘が繰り広げました(0時スタート)。
そのバッタは絶妙な大きさで、闘うには手強過ぎました。
捕獲するには大きく、しかも飛びます←これが1番怖かった。
俺は先端にガムテープをつけた布団叩きで応戦。
普通の虫ならガムテープに引っ付くのですが、このバッタは引っ付きません。
1時間も経過し、部屋のカーテンがガムテープだらけになった頃、
ラッキーな事にバッタが部屋に置いている「パキラの木」に移動しました。
これのチャンスを逃してはならないと、パキラをベランダに出し、
急いでドアを閉めました。
(パキラを動かしている時、バッタが俺に向かって飛んで着たらどうしよう・・、
そんな最悪の見積もりが頭から離れず、上記2行を行うだけで30分も要した・・)
マグライトでベランダのパキラを照らし覗いてみると、
バッタが元気よくどこかへ飛んでいくのが確認できました。
これは事実上の終戦宣言だと認識し、布団に横になりました。
翌朝、予想通り寝坊しました。
嫁は俺の勇士に全く気付かなかったようで、
「なんで布団叩きがでとん?なんでマグライトがでとん?あれ?パキラがないよ!?」
と不思議そうでした。
以上す。長くてごめん。
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