俺の血や肉となった音楽たち その4


2008-10-23 23:21:02 | music

syrup16g 「HELL-SEE」

大学院生2年の時の俺は異常な程の無気力状態で、生きとるか死んどるかわからんかった。

就活もやる気が無くなり放棄し、本気で居酒屋で働こうと思っていた。

そんな状態が半年近く続いたのだが、そこで俺を奈落のそこに落としたのがこの作品である。

http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=741201

当時の家から徒歩2分のレンタル屋で借りたのだが、

あまりにもショックで、1週間家に引き篭もった(いや、バイトだけは行った)。

音はシンプルで格好良いものでしたが、歌詞がちょっと当時の俺にはきつかったんですね。

スキルが無いから好きにしたい

サカリがついたら逆恨み

心が無いから試みない

誤解が尽きたら後悔したい  イエロウ

この間俺はまた

でかい過ち犯したんだ

もう遅ぇかねぇ ねぇ

もう遅ぇかねぇ 寝れねぇ  不眠症

早期発見だ

早期発見でも

やっぱ手遅れ        末期症状

道だって答えます

親切な人間です

でも遠くで人が

死んでも気にしないのです  EX.人間

 

などなど。

この作品のおかげがどうかわかりませんが、卒業させてもらえない1歩手前まで落ちました。

当時は完全にこの作品に取り付かれており、真っ暗闇の中で生活していた感じです。

途中からこの「呪縛」から抜け出さねばと思い、そこから気合を入れて奮起しました。

落ちたり上がったりの生活でしたが、何とかステディーな一般市民に戻れました。

今振り返ると、きっと思い込みだろうけど、ロックってすごいなぁと思い知らされます。

この作品の世界観に打ちのめされ、自分はどうしようにも無い人間だと思っていたのでしょう。

また、そんな形で思い込んでしまう若さもあったんでしょうね。

この事があってか、人としてだいぶ成長できたような気がしています。

ちなみに今ではこの作品は「高橋、心の音楽」として、殿堂入りしています。

普通に車で流しています。普段着の音楽となっています。

ツタヤで借りれると思います。気が向いたら借りてみてください。

内容が暗いけど。

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