2009-07-22 23:29:58 | music
俺が若かった頃、静岡に住んでいたので東京へよく遊びに行きました。
北九州から散らばった高校の友達の家に夜な夜なお世話になっていたのですが、
町田とか調布とか日野のいわゆる「多摩地区」へ行く事が多かったのです。
多摩について調べてみると色々と歴史深い土地のようで、楽しそう。
また、自分が好きなミュージシャンも多く輩出しており、とても興味深いのです。
その中の1人が忌野清志郎ですが、彼は長い間「国立市」(国分寺?)に住んでいたようです。
ついこないだまで個人的「清志郎マンス2009」だったので、色々と彼の功績を聴き漁りました。
俺は初期のRCサクセションが大好きでそれ以外は食わず嫌い状態だったのですが、
あえて中期・後期のRCサクセションも聴いてみました。
その中で「多摩蘭坂」という曲が気になりました。
清志郎作品の中でも、ちょっとていうか微妙に異なる曲で、俺は今更気に入りました。
コード進行が面白く、難易度の割りに難しく聴こえるので、3日程かけてコピーに成功しました。
「多摩蘭坂」は国立市にある坂の名前で「たまらん坂」とも呼ばれ実在します。
彼はこの歌の歌詞とおり、多摩蘭坂の頂上近くの通りから100M離れたアパートに住んでたそうです。
それを知って合点がいった事があります。
初期のRCサクセションに「いい事ばかりじゃありゃしない」という歌がありますが。
4番
しんじゅく駅のベンチでうとうと
きちじょうじ辺りで、ゲロ吐いて
以下略
5番
最終電車でこの町についた
せなかまるめて かえりみち
何も変わっちゃいない事に気がついて
坂の途中で たちどまる
あー、なるほど、あの「坂」は「多摩蘭坂」の事やったんやね。
今更気付いてしまったよ・・・・。
続けて調べてみると、彼のアパートへ曲がる交差点には石垣があり、
そこにはRCファンの落書きが大量にあるそうです。
今は、その石垣もマンションになり、残ってはいないらしいのですが。
その石垣の前で多摩蘭坂を唄う清志郎。
また1つ行ってみたい所が増えました。
この事はもっと早く知っておけば良かった。
10年前に知っていれば、俺の事だからきっと行っただろうな。
食わず嫌い、よくない。
最後に彼はギターがとてもうまい。彼のストロークはとても音が抜ける。
どうしてサムピックであそこまで弾けるのか?わからない。
以前、試しに買ったことがあるけど、3分でやめた。
それにしてもサムピックは素晴らしいな。ベース音が違ってくる。
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