2010-04-03 00:48:37 | music
音像という言葉があります。
俺はその言葉の正確な意味は知りません。音が表現する情景だと勝手に解釈しています。
「これを聴くと、あの光景が思い浮かぶ」的な曲は沢山あります。
中でも(俺の中で)1番音像の強烈な曲はゆらゆら帝国の「星ふたつ」です。
昔、松江で開催された弓道大会で優勝した事があります。
その後の打ち上げで、酒を買いに行った時の光景が、この「星ふたつ」と重なるのです。
俺を含め、勝利の余韻に全員浮かれていました。
宿の近くの酒屋で大量の酒と花火を買い、全員で宍道湖沿いの公園に移動する時の事です。
俺は大量のビールをあえて運びました。後輩の労を労うためにも、あえて先輩の俺が両手にビールを持ちました。
その時の松江は晴天で、夕焼けで空がオレンジ色に染まっていました。
俺はビールを手にゆっくりと道を歩いていました。その時、後輩の誰かが俺の50M 先で
「高橋さん、早く来てくださいよ!」と浮かれた口調で云いました。
あの止まったような時間。その瞬間を、この曲を聴いたら思い出すんです。
松江の街並み。「はいはい」と急がなきゃと、気持ち急ぐ気持ち等。あの時の光景の瞬間を。
時々、俺は酔っ払うとこの話を相手構わずに話します。
そしてみんな意味がわかりません。いいや、いいんです。
俺にとって宝物のような思い出が、たまたまこの曲とリンクするんです。
皆さんもないですか?曲を聴いたとたんに光景が蘇るみたいな。
俺は言葉の意味はわからんけど、それを音像って呼んでます。
0コメント