Mon.01.23.2012
「モヒカンラーメン味壱屋」 福岡県久留米市
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「行ってみたいラーメン屋」として夫婦で意見が一致したので、
平山温泉の帰りに寄ってみました。平山から国道3号線を北上します。
店に着いたのは21時過ぎ。有名店てのは知っとったけど、ここまで行列店とは・・・。
凄まじく賑わっています。俺達の前には15人近くいました。
外は寒いし「にこが風邪をひく」と嫁は渋っていましたが、
初志貫徹という事で高橋家4人で並びました。
結構待ちました。20分位かなぁ。
隣の居酒屋からはヘタウマなカラオケがダダ漏れでした。
途中でかわいくて若いおねーさん店員が食券を回収しに着てくれました。
外は寒いので、ピンクのブランケットを持ってくれました。
その時に細かい注文を行います。
俺達が注文したのは以下の通り。
・モヒカンラーメン×2
・とんこつ飯セット。
・焼き替玉。
もう少し細かい事を言えば、以下のようにして頂きました。
俺のラーメン 麺固麺。辛みそ別皿。
嫁のラーメン 麺普通。辛みそon!
息子のラーメン 麺普通。辛みそ&ネギ無し。
それから暫く経って店内に誘導される俺達。俺達の前には1家族(5人)が待っています。
そこから予想すらしてなかった衝撃体験が始まるとは、予想すらしてませんでした。
店内にはあの有名なモヒカン店長がいました。ニコニコしています。
その店長が俺達の前に現れては前に待っている家族に一言
「大変申し訳ございません。こちらの家族(うちらの事ね)
には小さなお子様がいらっしゃる為、順番を前後して頂けないでしょうか?」
と云ったのです。
俺達はびっくりしつつも前の家族にお辞儀をし、店奥の座敷まで案内されました。
きれいな座敷で、壁には多く名刺が壁にあってあり、
何故か自衛隊のカレンダーもありました。
次にビックリしたのですが、速攻で息子用のネギ無しラーメンが来ました。
こーいう心遣いがたまりません。見た目は白く、美しいラーメンです。
息子は「こんなにスープが美味しいラーメン、初めて食べた!」といいながら、
スープばっかり飲んでます。
次にとんこつ飯がやってきました。それも熱々の鉄板に乗って。
またビックリしたのですが、店員さんがそれをかきはじめました。
「ジュー!」と香ばしい音を上げながら、おこげたっぷりのとんこつ飯が完成しました。
カリカリしてて美味しい。食べた事の無い味がする。
それにラーメンのスープを入れたら極上のカリカリおじや?になりました。
次に夫婦のラーメンがやってきました。
凄く細麺です。久留米にも細麺あるんですね。
スープはあっさりしつつもコクが強い。
ちょっとざらざら感が残るゲンコツ系のスープ。(嫁はこれを否定)
小倉に魁龍というラーメン屋があるんですけど、
それのうまみだけを抽出したような味。
ガツンと来るんやけど、凄くあっさりしている。
凄く美味しいです。初めて食べた味です。ビックリしました。
「これは固めんで食べた方がええかもねぇ」by嫁
次は座敷の壁がいきなり開いて、(実は小窓だったのね)「焼き替玉」がきました。
ちょっぴりサプライズ風味の味付けです。
これは焼いて焦げ目の付いた替え玉が、先の熱々「鉄板に乗ってやってきます。
店員さんに食べ終わった丼を渡すと「スープを6杯かけます!」といい、
レンゲでスープをすくい、「1,2,3,4・・・」と焼き替え玉に6回かけたのです。
(別テーブルでは「1,2,3,4,5,ロックンロォォォル!!!」と絶叫してました(笑)
ノリが良すぎる)。
「ジュー!!!!」と香ばしい爆音を上げながら、凄まじくそそってきます。
ビックリしたんでけど、この料理は丼のスープに戻す事無く、
鉄板上で焼きそば?感覚で食べるのです。こんなの初体験です。
焦げ目とふやけた感じが同居するという、とても香ばしいて美味しい料理です。
そして店の雰囲気も素晴らしく良いのです。
モヒカン店長が「じゃんじゃんばりばりいくぞー!」と大声で叫ぶと、
店員たちも「おー!」みたいな感じ。一体感が凄まじいのです。
最後に久留米は遠いから、無理して替え玉の「ハリガネ」を注文しました。
座敷の窓を開けて、そこから「替玉下さい!」と注文しました(笑)。
嫁と半分ずつ分けましたが、やっぱり固麺の方が合いますね。
麺が凄く低加水なんでしょう。結構早くのびるのでご注意を!
その間も、息子はスープを蓮華にすくっては、ひたすら飲み続けてました。
こんな光景は初めてでして、ちょっと恐怖を覚えました。
ひたすら豚骨スープにはまる4歳児(笑)結局スープの殆どを飲みやがった!
確かに息子はあっさり目が好きなのですが、ここまでハマるとは・・・・・。
最後は嫁に「飲みすぎ!」と云われ、取り上げられてました(笑)
夜22時。全員でお腹いっぱいになりながら、お店を後にしました。
最後はモヒカン店長が送り出してくれたのですが、
何かこみあげてきて店長に握手を求めてしまいました。
びっくりした店長は俺に「Nice meet you!」と云い、
俺は「最高でした!」と力強く云って店を後にしました。
俺達が店を後にしたのは22時過ぎ。
数名ですが、まだまだ待ち客がいましたよ。
帰りは嫁と暫くモヒカンについて語り合いました。
料理もそうですが、それ以外の部分で凄く満足したねと。
実は座敷に座った時点で俺たち夫婦は絶頂に達していて、
「仮に美味しくなかっても、もう満足やね」と話をしてたのです。
ここまで接客と心遣いが素晴らしいラーメン屋は初めてでした。
そして出てきた料理には驚きの連続。
ラーメンはあっさりしているのに満足度が高い。
衝撃なのですが、食後には何の後味も残ってませんでした。
そんなラーメンを作るなんて、もの凄い技術がいるはずです。
あと、想像すらしてなかった料理達。
こんな発想力を持った店も初めてでした。
俺は感動してうっすらと涙が出てました。
そして、ちょっとラーメンに対する考え方が変わりました。
強烈な刺激を頂けるお店です。このパワーを、
日々の暮らしの中に活かしていきたいと感じました。
故郷福岡県には脱帽です。そして筑後地方は解放的でいいなぁ。
追伸:息子はまた行きたい!と云っています(笑)
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