Fri.02.03.2012
今年も節分がやってきた。高橋家にとって一大イベントです。
がしかし、今週は忙しくて思うような準備ができてませんでした。
ちいうのも息子も4歳になって多少は強くなってるだろうから、
こっちとしても迫力を増したかったのです。
いつものしょうこにゃん(猫の着ぐるみ)と鬼の面だけでも面白くないですからね。
鬼出動の直前、俺は上の部屋に住むご夫婦の所へ相談に行きました。
俺は猫の着ぐるみを着たまま、真顔で
「あのー、金属バットかライフル持ってませんか?」と尋ねてみました。
「息子のバットはもう捨てたんよねぇ・・・これはどう?」
と棒の形をしたクッションが渡してくれました。
その後どうした事かとご主人が現れたので、事情を説明。
「良い方法ないかねぇ・・・」ちみんなで頭を捻っていると、
奥さんが「鬼っていったらアフロじゃーね!」と云い出し、奥の部屋へ。
何が起きるんだろう・・・と待っていたら、
まさかのアフロのカツラを持ってくるじゃないですか!(笑)
それに感化されたご主人が「そうじゃ!そうじゃ!」と云い出し、同じく奥の部屋へ。
今度は何が起きるんだろう・・・とドキドキしてたら、
まさかのちょんまげのカツラとラーメンマンのカツラを持ってきてくれました(笑)
「なんでこの夫婦はこんなものを持ってるのだろうか・・・」
と正直思いましたが、あえてそこには触れずしておきました。
結局俺はご主人のコーディネイトより、ラーメンマンのカツラの上にアフロをかぶるという
強いのか面白いのかわからない格好へと強化されました。
武装した俺は自分の家のピンポンを押し、インターホンのカメラの前に仁王立ちしました。
嫁の「けー君!鬼が来たよ!」という声が聞こえ、そして玄関から俺をチラ見して
「きゃー、怖いー」と云って奥の部屋に逃げていきました。※迫真の演技です。
俺が玄関に進入すると、大豆の入ったマスを持った息子が現れました。
泣きそうな顔にも見えましたが、勇気を振り絞って俺に大豆を投げてきました。
しかし焦ったんでしょね。小さな手一杯に掴んだ大豆は思ったより早く無くなり、
俺に豆を3回投げただけでマスは空っぽになってしまいました。
もう豆が無いと焦る息子。5秒ほど見つめ合いましたが、
最後は息子が泣き出してしまいました。
そこで俺はいつもより低い声で、「親の云う事は聞いとるか?」と
恒例の質問すると、息子は「はい!」泣きながら答えました。
続けて「ご飯を行儀良く食べとるか?」と質問すると同じく「はい!」と答えました。
そして俺は「親の云う事はちゃんと聞くんぞ!」と云って息子と握手しました。
息子は涙をボロボロ流しながら、「はい!」と答えました。
「これからも頑張れよ」ち云い残し、俺は我が家から去りました。
今日の結果ですが、個人的は嬉しかったです。
毎年手も足も出なかった息子が、遂に俺を攻撃してきた事が嬉しかったのです。
多分ですけど、かーちゃんと妹を守ろうとしたんだと思います。
そんな息子の成長を誇らしげに感じました。
仕事を終わらせた俺は、アフロとラーメンマンのカツラと金棒を返し、
※「うまくいったか!よかったなぁ・・・」と盛り上がりました(笑)
「今日もマックスバリュには生クリームなかったよ」ととぼけながら帰宅しました。
そこには「あんた何なん!?全然いう事聞かんやん!もう1回鬼さん呼ぶよ!」
と嫁に怒られている息子がいました・・・・。
※その直後、また泣きました。アフロ効果は絶大という事で・・・・(笑)
去年の様子。 (Click!)
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