山奥にある「畑山温泉 憩いの家」が本日のお宿である。 ここで「土佐ジロー」を食べる事が、今回の目的である。 ホームページに書いてあるのであるが、 ここへ辿り着くためには、 1車線しかな山岳道路を、13km位進まなければならない。
俺は細い山道が嫌いなのだ。
今回の旅の最大の楽しみと最大の憂鬱やった。
安芸市街から県道29号線を6km位北に行ったところにある交差点から、
県道210号線に入る。俺にはこの交差点が地獄への入口に見えた。
ちょっとした集落を越えると、そこからは山道になった。
時間は丁度夕暮れ時。
仕事が終わった人達の下山とタイミングが重なったらどうしよう?
いやいや、そんなに人はおらんでしょう?
なんて考えよったら、早速猛スピードの対向車と鉢合わせになった。
寝ていた娘は急ブレーキより、前へふっ飛んだ。
※その後も寝ていました。
林業なのか?みかん農家なのか?畜産業なのか?
次々と車と鉢合わせる。合計10回以上の離合をする事に。
大泉と戸次を乗せたマイクロバスは、こんな道を走ったのか。
途中、後から車が来たので、前へ譲った。
その車はどんどん前へ進んでいき、そのうち見えなくなった。
きっと地元の人で、この道の全てを知っているのだろう。
俺は時速30km/hでじっくりと山道を味わった。
道の横を流れる清流や、朽ちかけている吊り橋が目を楽しませてくれた。
走り続ける事、30分以上。
山道が終わり、急に視界が広がった。
どうやら、俺達は畑山に着いたらしい。
そして、何とか宿に到着。
つづく
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