息子と図書館に行った。
こないだの自由研究の続きである。
目的は「塩田川の名前の由来」を調べる事と
「塩田川は常盤湖の放水路である」ちいう確証を得るためである。
息子は図書館に来たものの、何を調べれば良いのかわからず、
ウロウロしたり、ボーとしてた(笑)
前者は受付で宇部の昔の地図を見せてもらう事ですぐに解決した。
今スバルや老人ホームがあるエリアは、昔「塩田」ちう地名だったのである。
後者は壮大なスケールの話だった。
常盤湖と迷路のような放水路は、
宇部を発展させる為の「巨大灌漑プロジェクト」のアウトプットなのである。
宇部は砂地で、農作物を育てるには向いてない土地だったらしい。
今でも「沼」、「野中」、「野原」、「草江」という地名があるけど、
砂浜ばかりだった宇部を表している地名らしい。
そこで宇部の住民が福原の殿様にお願いしたのが、
山の上に池を作り、それから灌漑用水路を作る事で、
田畑を潤したいだったそうな。
苦難を乗り越え、常磐池と灌漑用水が完成し、 宇部は農作物が育てられるようになったそうな。 放水口は第1、第2、第3と3つあり、 第1が塩田川に関係するそうな。 そして近代期に入り、常盤池の水が工業用水として使われるようになった時、 それまで雨水を溜めるだけだった常盤池の給水安定性が問題になったそうな。 そこで宇部市北部を流れる厚東川から8kmにもおよぶ用水路を作り、 常盤池へ水を供給するようになったらしい。 その用水路は高低差だけで常盤池へ水を運ぶそうで、 なんかすごいなぁ・・ち思った。 今まで「汚い川だなぁ。暗渠にでもすればいいのに」ち思っていた塩田川が偉大に見えてきた。 街に歴史ありやね。満足した俺は、ポカン顔の息子と一緒に家へ帰りました。
※息子が学校にどんな宿題を提出したのか?俺は知らない・・。
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