本場のシェフを連れてきて、「あなたは本場とは異なる料理を作っているんですよ!」
みたいな番組があって、なんか不愉快やった。
群馬のパスタを丼で出すお店に、
ドッキリで本場イタリア人シェフを送り込むという企画やった。
本場のシェフは丼で出てきたミートソースを鼻で笑い(俺にはそう見えた)、
それからマスターに本場のボロネーゼを振る舞うというもので、
マスターは立つ瀬がなかった。
マスターは地域の人の口に合うよう、隠し味でお味噌を入れたり、
お客様におなか一杯になってほしい一心で丼で出すなど、色々工夫されていた。
番組終了後にお店のHPを見つけて内容を拝見したけど、おもてなしの心で溢れていた。
こんないい人を公開処刑にするとは、許せんという気持ちになった。
食べ物は居ついた土地で独自の進化を遂げることはよくあると思う。
20年前位の自分は、他所の土地で出てくる豚骨ラーメンを食べる度、
「これを作った人は豚骨ラーメンを食べたことがあるのか?」なんて思いよった。
(昔、調布で食べた豚骨ラーメンは海藻が乗ってた。)
なんか、そんな自分を反省した。
色々と受け入れる寛容さが大切やね。
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