2009-11-26 04:15:30 | うどん(福岡)
「かろのうどん」 福岡県福岡市博多区
福岡のうどんは宗像辺りで味が変わるから面白い。
俺は北九州の人間なので、福岡のうどんはそんなに美味しいとは思えません。
麺が大差無いのなのだが、汁の味が全然違うんですよね。
福岡の方は北九州の甘みの代わりに塩気が強く、昆布出汁と醤油を混ぜただけに感じる。。。
そんな福岡うどんの象徴的なお店に行ってみました。
その名も「かろのうろん」。博多弁は濁らないらしく、「角のうどん」が訛ってこうなるそうです。
中州のアーケード街の南端付近。今は無き渕上デパートの向かいにお店があります。
お店はビル街の中にありますが、建物は田舎の民家風です。
自分たちがお店に着いた時は既に15時を過ぎていたのですが、
お店は普通に営業しており、お客さんもチラホラといました。
テーブルの上にはとろろ昆布が無く、取り放題のネギがある。
あぁ、これぞ福岡スタイル。
俺と嫁はお店に断りを取った上で「丸天うどん」を1杯注文しました(笑)
この3時間でラーメンとキッシュとビールを飲み食いしていたので、
さすがに1人1杯とはいきませんでした。
まず面白いなぁと思ったのが、注文を取ったお姉さんが厨房に「丸天うろん1つ」と云った事です。
うどんをうろんというスタイルは、他の客にも一貫されていました。
また、お姉さんのお子さんが泣きながらお店に入ってくるシーンがあったのですが、
そこでお姉さんは「つまらん事でいちいち泣きなさんな!」と博多訛りで叱ってました。
母に捧げるバラードの世界です。
うどんは5分程度でやってきました。
気を使ってくれたのですね、丸天は半分に切断されていました。
こんな感じ。まっぷたつの丸天からこの店の優しさを感じれます。
まずは汁を飲む。ずずず・・・、はやり甘くなく醤油辛い。
次に麺を食べる。柔い。コシが無さ過ぎる。タモリの云う通りフニャフニャです。
味の方はさておいて、福岡うどんの真髄を見れた気がして非常に大満足でした。
それから嫁とキャナルで買い物をし、建替え中の博多駅から電車に乗って帰りました。
デイトスが改装によって大きくなっていました。
彼女の方が強いカップル。
建替え中の博多駅。
0コメント